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実験の概要 |
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実験の概要 |
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実験の方法 |
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本実験 |
特に必要な前準備もありませんでしたので、早速実験を開始したのでした。まずは、ゆでていない乾燥パスタをそのまま(0分ゆで)から始め、その後は1分刻みで様子を見ることにします。 各状態の感想欄には、実験当時のメモ(ありのままの気持ち)をそのまま記載しています。
最初は黄金色だったスパゲッティも、水分を含むにつれ色白に。15分まで至ると、もはやスパゲッティとは思えない状態となります。
1分刻みでは大した差が見受けられないため、5分ごとに様子を見ることにします。またこの時点で、ゆであげのためのお湯が半減してしまったため、別容器で沸騰させたお湯を継ぎ足しました。
20分ゆで | ![]() |
あきらかにゆですぎ(水分が含まれてる感がある) 麺のべとつき感が強い。 |
25分ゆで | ![]() |
ゆですぎのにゅうめん。歯にあたると崩れる。 |
30分ゆで | ![]() |
麺だけど麺じゃない...。 |
35分ゆで | ![]() |
だるい。すぐ切れる。 |
40分ゆで | ![]() |
口に入れて言葉を失う...。ダメだって。 |
50分ゆで | ![]() |
食べてる感じがしない。 |
60分ゆで | ![]() |
粉に戻ってる感じがする。 |
最後には麺類である感覚さえも失われるようです。
上の写真(1枚目)は、ゆでる前の乾燥スパゲッティと35分ゆであげたスパゲッティとの比較です。 その直径は約1.5-2倍にも増大しています。(標準ゆで時間7分のスパゲッティでも大きさを比較してみるべきでした...)
とかく、各ゆで時間におけるスパゲッティの状態を記録したため、実験を終了します。
60分ゆで+60分放置
ところで、このゆで過ぎた麺をしばらく放置しているとどうなるのでしょうか。興味本位ですが、気になったらやるしかありません。60分間ゆでたスパゲッティを、お皿の上で60分間放置してみました。
すると、どうやら隣同士の麺が結合し始めていたようです。(持ち上げてみると、すぐに結合が解けました。)
そしてそのまま口に入れてみて、第一印象が
これは、おかゆ(スパゲッティ版)だ...
という具合でした。何も見ずに口に入れたなら、これをスパゲッティと判断できる人はまずいないでしょう...。
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結論 |
もちろん、個々人の好みに左右されるものですし、今回用いたマ・マー1.6mmでしか通用しないかもしれませんが、やはり標準ゆで時間(そのスパゲッティの規定ゆで時間)で食べるのがベストだと思われます。 少なくとも、ゆで時間がスパゲッティに与える影響は無視できるものではなく、重要な指標となりうることが本実験でわかりました。