何某日和

「カメラ」のち「ハンダゴテ」ところにより「プログラミング」 ── そんな私“かめきち”のウェブサイト

蔵書・文献一覧

目録

所持している or 参照している or お借りしている書籍・文献の一覧(抜粋)です。各項目には個人的な観点によるコメントを付しています。

研究論文・研究の参考文献

コンピュータ系

コミック・文庫・アニメ

Software Systems as Cities: A Controlled Experiment【論文】

プログラムを都市に見立てて可視化する ── 担当教員である青木淳氏(師)の紹介で知った論文で、私が取り組もうとしている研究「スパゲッティプログラムの可視化・可触化・可食化」の、まさに“発想の源”です。 ただし、詳しくは読めていません。(現在読み進めているところです。こちらにログを残しています。)

パスタの歴史

「ソフトウェアプログラム」という抽象的存在をより具体的存在に落とし込みたい... その矛先がたまたま「スパゲッティ」だったわけですが、 可視化するにせよ何にせよ、とかくその対象を知らねば始まりません。そこで大学図書館にて借りてみた文献「パスタの歴史」。 原材料「小麦」についての議論やパスタの誕生秘話に始まり、時代とともに変化を遂げるパスタを追ってゆきます。 実を言うとパスタの起源は中国にあった?!などなどなど。 ── パスタという題材でここまで奥深く語れるものか、と感じさせられる一冊です。

'11年版 春期/秋期 1回で受かる! 基本情報技術者 合格テキスト

様々にある参考書の中で、個人的にしっくりきたのがこの一冊。苦手な「マネジメント」と「ストラテジ」に重きを置き、知識の習得に励みました。 基本的に午前問題用の参考書なので、午後問題の対策は別に用意せねばならないでしょう。 実践的な技術こそ身につかないとは言え、専門用語・業界用語を目にした時の拒絶反応は抑えられるようになったろうと思います。

SoftwareDesign総集編2000〜2009

ITエンジニア向けの雑誌「Software Design」の過去10年間(約120冊分)の記事をたった1枚のDVDに収録して、 しかも雑誌1,2冊分の値段で手にすることができるという、まさに“夢のような一冊”。(※別にgihyoさんの回し者ではありません。) 様々なジャンルの記事を閲覧することができるので、興味の対象が定まり切らない優柔不断大学生(私)にはモッテコイです。 なんといってもコストパフォーマンスに優れる総集編。是非手元に一冊。

WEB+DB PRESS総集編[Vol.1〜60]

上で紹介した「SoftwareDesign総集編」と同様の総集編。
Webアプリケーション開発者向けの雑誌「WEB+DB PRESS」の過去60冊分の記事を1枚のDVDに収録。(1冊1PDFの形式で収録されています。) 記事の年代が若干古いとは言っても、その中には今でも現場で活躍しているであろう「枯れた技術」に関する記事が多く収録されています。 Web系に興味があれば是非手元においておきたい一冊です。もちろん、(本編として掲載されている)業界で名の通った11人が書き下ろす「Topエンジニアが伝えたいこと」もご一読を。

大人の科学マガジン Vol.27 テクノ工作セット

イタリア製“Arduino”ならぬ、日本製“Japanino”を付録している「大人の科学マガジン」シリーズの一冊。 ミニ基板には8ビットマイコンが搭載されており、それに食べさせるスケッチ(小さいプログラム)を、パソコンからUSB経由で送り届けてやります。 プログラムから電気信号の操作ができるため、LEDの点滅やセンサ計測などをやってのけることができるのです。 拡張パーツも市販されていて表現の幅は無限大。世界に一つしか無いアナタだけのテクノ作品を作ってみませんか?

改訂版 PHP ポケットリファレンス

大学に入ることができたのも、この本のおかげと言って過言でないほど。高校時代、国語辞典や英和辞典を差し置いて一番手垢を付けてきたリファレンス本です(笑)
ペラペラめくるだけでも「こんなことができるのか!」「あんなこともできるじゃん!」という妄想ができたものです。 妄想であれ何であれ、制作意欲・プログラミング意欲を掻き立ててくれたこの一冊には感謝して止みません。 「こんなことできないかなぁ?」を「おぉ、できるのか!」に変えてくれる“リファレンス”は様々にありますが、カテゴリのわかりやすさの点で、この一冊をオススメします。

猫でもわかるC言語プログラミング 第2版

C言語入門定番書の一つではないでしょうか。やさしい説明でC言語プログラミングを紐解いてゆきます。 特に「ポインタ」や「ビット演算」の考え方などは、この本を読むことで理解したものです。 C言語のポインタで挫折する人が多いとよく耳にします。そんな時は、この一冊を手にとってみては如何でしょう。

UNIXシェルスクリプトコマンドブック 第2版

師の紹介で購入。Unixのシェルスクリプトについて様々な実用例を垣間見ることができます。なかなか細かい、されど必要不可欠なTipsを提供してくれる良書です。 “Unix使い”ならば必携でしょう。

プログラミングGauche

研究室の先輩のオススメ言語「Gauche」を学ぼう、と志して購入した一冊。環境の導入部分までは読みましたが、それ以降のGauche本編部分はこれから読み進めます。 その勉強ログはコチラに残してゆくつもりでいます。

Smalltalkイディオム

著者ご本人より頂戴した一冊。背表紙をめくったところにはご本人のサインを入れて頂きました...(笑)(写真のものは大学図書館の除籍本で、手元にある2冊目。) 書中に掲載されている豊富な例題プログラムを模倣しながら、オブジェクト指向言語「Smalltalk」のイディオムを会得することができます。 ソフトウェアメトリクス(プログラムの品質計測)に関する章立てもあり、研究の参考文献としても援用しています。

Smalltalkで学ぶオブジェクト指向プログラミングの本質

日本のSmalltalk界隈の第一人者によるバイブルで、通称「黒本」(ブラックブック)。 特研活動やSmalltalk勉強会@京都で援用しています。 Smalltalkをひと通り学べることはもちろん、それらプログラミング行為を通して新たな視座を垣間見ることができます。 やや特徴的な言い回しに感じることがあるやもしれませんが、そうしたことに惑わされずに読み進めてください。 プログラミングと直接的な関係にはないものを含めて、学び取れることが大いにあります。

プログラミング言語の概念と構造

幾つもの言語を例に挙げながら、プログラミングという概念的操作の全般について概説します。 様々に種類のある「プログラミング」ですが、その各々の要素が如何ように関係しているのか、どういった構造を成しているのか、という、 いわば「プログラミング行為に関する地図」を提供してくれるものです。 少々、言い回しの高尚さのため読み進めることに支障をきたす場面がありますが、悶絶しながらでも読みきりたい書籍の一つです。 コチラに勉強ログを残すつもりです。

ソフトウェア作法

師よりお借りしている書物。『よい道具として役立つプログラムの書きかた』と『プログラム書きのよい進めかた』の2点について論じる内容です。(序論より引用)
単に「動くプログラム」を作るのではなく、如何にして「正しいプログラム」を構成するのか、ということを、様々なお役立ちツールの開発を通して学び取ることになります。 未だ読めていないので、読み始めたらばコチラにきっとログを取ります。

ガベージコレクションのアルゴリズムと実装

プログラマが作り出すゴミを、いつも裏方でせっせと集めてくれる ── そんなガベージコレクション(GC)に関する書籍。師曰く、和書でGCを扱っているもの自体が珍しいとのこと。 ゴミ集めのアルゴリズムの概説(7種)と各処理系におけるGCの概説(4種)とで構成されています。 まだ、3章の途中までしか読んでいませんが、アルゴリズムについて噛み砕いた説明がなされているため、非常に読みやすいです。早く読まねば。。。

プログラマが知るべき97のこと

就職活動の合間に読み進めていたエッセイ集。プログラマ1人につき見開き2ページの記事が掲載されています。 様々な立場の様々なプログラマが、実際の現場で遭遇した問題や日々心がけていることなどについて述べており、 中には、記事同士の内容が相反するものだったりして、問題への対処方法が多様であることを知ることができます。 世界のプログラマたちが日々の活動の中で思い至ったことについて、そこに至った背景を想像してみると、なかなか面白く読むことができます。

イエスタデイをうたって (1)-(7)

美大卒のフリーター「リクオ」と、一風変わった少女「ハル」と、リクオの同級生であり片思いの相手だった「シナコ」と、その他いろいろのキャストが織り成す青春煩悩ストーリー。 現在7巻まで出ていますが、これから先どうなることやら。というか、そもそも次号は出るのやら...。

タビと道づれ (1)-(6)

友人の薦めで読んだのですが、なんと言いましょう、いろいろ「グサッ」とくるものがあります。
舞台は海岸沿いの田舎町「緒道」。都会に住む少女「タビ」(本多美苑)が、ふと思い立って、元々の故郷である緒道にやってくるところから話は始まります。 「セキモリ」によって閉ざされてしまった隘路を、昔の記憶を辿りながら、痛みを分けあいながら、切り拓いてゆきます。 過去と現在と未来の狭間で、みんなそれぞれの問題を抱えながら、苦しみながら生きている ── どの悩みも共感できる部分があって、ヒトゴトには思えなくて。 少し残酷な展開で心を突き刺す部分もありますが、それだけ深く考えさせられる、良い感じの作品です。ご一読ください。

けいおん! (1)〜(4)

国民的人気オタクアニメ「けいおん!」の原作4コマまんが。まんがタイムきららに連載されていた4コマまんがが単行本になったものです。 女子高生4人で始まる軽音楽部の活動を中心とした超ゆるゆるストーリーで、とかく主人公の癒しオーラが尋常ではないのです、はい。。。 悩める現代人の休息に「けいおん!」いかがでしょうか!(

長い道

ほのぼのとした不思議な一冊。
甲斐性なしの「荘介」と、意志薄弱らしい「道」の、合いそうで合わないようで合う夫婦生活を描いたもの。 道の繰り出すお惚けと若干の哀愁と、荘介が時折見せるやさしさとが相まって、ちょっと不思議な心持ちになります。 9割の「ほのぼの」と1割の「もやもや」を混ぜあわせた“言葉にできない感情”が心を満たす... なんだか、そんな感じの作品です。

鴨川ホルモー【文庫】

歴史溢れる京都の街に突如響き渡る痛ましい叫び「ホルモォォォーー!!!!」── 京都市下4大学が対抗して行う毎年恒例の競技「ホルモー」に関わる、幸運にして不運な大学生たちの非普遍的な日常を描いた作品。 (ちなみに、その4大学のうちの一つは我らが京産大だったりします。) 一目惚れの恋心が生む喜劇と悲劇の全貌とは...。いろいろ摩訶不思議なファンタジー小説。映画化もされたようです。

電脳コイル【アニメ】

蔵書・文献紹介ではありませんが、「電脳コイル」というアニメ作品をご紹介して推薦します。
『そのメガネを通して見える新しい世界。その世界、そのメガネが、私の全て...』 ── 仮想世界に生きる小学生たちが繰り広げる、闘争・葛藤・煩悩・青春。 そんな姿を見て、近未来を妄想してみたり、技術進化のあり方を考えさせられたり、涙が溢れてきたり...。観る人の数だけ至る思いがある、内容の豊富な作品です。 また個人的には、内容もさることながらBGMもオススメします。是非一度ご覧になってください。