何某日和

「カメラ」のち「ハンダゴテ」ところにより「プログラミング」 ── そんな私“かめきち”のウェブサイト

デジタルカメラ ─ 機材(紹介・レビュー)

目次(機材一覧)

手持ちの撮影機材についてご紹介します。

カメラ本体

Canon EOS 5D Mark III(一眼レフ)

Canon EOS 5D Mark III Canon EOS 5D Mark III
製品名Canon EOS 5D Mark III
使用期間2013.10.11 〜
主な特徴フルサイズセンサ, 高機能61点AF, 高感度撮影, 連続撮影6枚/秒, デュアルスロット(CF/SD)
サイトhttp://cweb.canon.jp/eos/lineup/5dmk3/

 “シャカッ”と切れるシャッター音、重さゆえの安定感、大きさゆえの存在感 ── 清水の舞台から飛び降りるような値段でしたが、備える特徴はどれも私を満足させてくれます。 私には性能が高すぎて振り回されている感覚が否めませんが、だからこそ機体を疑うこともできず、自分の腕を磨くしかないと考えさせられます。使いこなせるのはいつの日やら。 EOS 6Dとで購入を迷いましたが、こちらは先代60Dの操作感に酷似していて、自分にとって新しい刺激に欠けると感じました。その点と差額が釣り合うのか分かりませんが、これから長い月日をかけて埋め合わせてゆきます。

Canon PowerShot A710 IS(コンデジ)

Canon PowerShot A710 IS
製品名Canon PowerShot A710 IS
使用期間2013.06.19 〜
主な特徴手ぶれ補正あり, 単三電池駆動, SDHC対応, 1cmマクロ
サイトhttp://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/digitalcamera/35525-1.html

 東京中野「フジヤカメラ ジャンク館」にて中古1050円で購入。7年間使っていたPowerShotA540も、撮影に支障が出るほど調子が悪かったため新旧交代しました。 手ぶれ補正も付いて、SDHCの資産を使えて、何より安くて良し。ズボンの左ポッケに常備しています。

Canon PowerShot G15(コンデジ)

Canon PowerShot G15 Canon PowerShot G15
製品名Canon PowerShot G15
使用期間2013.04.27 〜
主な特徴F1.8-F2.8の明るいレンズ, 1cmマクロ, RAW記録可能
サイトhttp://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/digitalcamera/70145-1.html

 見た感じのゴツゴツ感に惚れました。社会人になって初めて購入したカメラです。ズボンのポケットに入らないため常備できず、あまり活用できていません。。。

Canon EOS 60D(一眼レフ)

Canon EOS 60D
製品名Canon EOS 60D
使用期間2012.04.24 〜
撮像素子約1800万画素 CMOSセンサー
連写性能最高約5.3コマ/秒
主な特徴バリアングル液晶(約104万画素), 約1000枚撮影/バッテリー, 動画撮影, 視野率96%(ペンタプリズム)
サイトhttp://cweb.canon.jp/eos/lineup/60d/

 私にとって初めてのデジタル一眼で、最近では私の体の一部と化している60Dです。これまで愛用してきたカメラに比べると筐体の容量も質量も大きくなりましたが、ストラップを使えば重さは特に気になりません。 予備のバッテリーを常備してはいますが、あまり意味をなしていません...というくらいに、バッテリーが長持ちします。電源スイッチのOn/Offの操作がやりにくいとは感じますが、 そもそも電源をOffにしなくても電池の消耗をほとんど感じないため、常にOnにしています。その点、非常に満足しています。

 あとはISOも良いですね。これまでの機体ではノイズが顕著に現れるようなISO感度でも、綺麗に描写してくれます。世代が一つ進むだけでこんなに違うものか...と思うものです。 レンズ交換可能というのが一眼レフの強み。広角・望遠・単焦点・マクロ...金銭的に許すならば種々のレンズに触れてみたいです。

(追記:2014.01.04)EOS 5Dの購入に伴ってメイン機からサブ機になりました。軽い撮影を行いたい時に持ち出したり、5Dだけではレンズ交換が面倒と感じる時に2台持ち出したり、今でも活躍してくれています。

Canon PowerShot SX1 IS(コンデジ・EVF機)

Canon PowerShot SX1 IS Canon PowerShot SX1 IS
製品名Canon PowerShot SX1 IS
使用期間2010.05.05 〜 2012.05.05(現在は父母に譲渡)
撮像素子約1000万画素 CMOSセンサー
連写性能通常約4コマ/秒
主な特徴光学20倍ズーム, スーパーマクロ0cm, バリアングル液晶(約23万画素), 単三電池による駆動, JPEG+RAW形式同時保存可能
サイトhttp://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/digitalcamera/45124-1.html

 中古の3万円台で衝動買いしたEVF機。手軽に光学20倍ズームができるとあって非常に気に入っていた機体です。 あとはスーパーマクロ0cmは面白くて、携帯電話の液晶画面を撮影してみて「おぉ、赤と緑と青の点が見える!!」と興奮したものです。 単3電池で駆動するので旅先でも安心。一眼レフを手にしてからは母に譲りましたが、オススメのカメラです。

Canon PowerShot A540(コンデジ)

Canon PowerShot A540 Canon PowerShot A540
製品名Canon PowerShot A540
使用期間2006.04.03 〜 2013.06.18(現在は自宅待機)
撮像素子約600万画素 CCDセンサー
連写性能約2.3コマ/秒
主な特徴2.5型液晶カラーモニター(約8.5万画素), 単三電池による駆動, シャッタースピード優先・絞り優先・マニュアルモードあり
サイトhttp://cweb.canon.jp/e-support/faq/answer/digitalcamera/10635-1.html

 はげたり欠けたりで、もうボロボロになってしまいましたが、高校一年生の頃からずっと愛用し続けているコンパクトデジカメです。 一度ですが半水没したり、何度も落としたりしてきましたが、それでも動き続ける堅牢さ。さすがはキヤノン。 望遠時のボヤケと高感度ISO使用時のノイズはいただけませんが、コンデジながらシャッタースピード・絞りをマニュアルで設定できるのが嬉しい点。 そんな「撮影のコツ」や「カメラの仕組み」など、このデジカメには色々と教えてもらいました。ちなみに、いつもズボンの左ポケットに入っています。

(追記:2014.01.04)ずっと持ち歩いていましたが、合焦の調子も悪くなっていたため、入手していたPowerShot A710 ISとの新旧交代を行いました。 私の荒い使い方にずっと耐え、視点を残し続けてくれたA540には感謝しています。約58,000枚撮影しました。

コンデジ新旧交代式(A540から) コンデジ新旧交代式(A710 ISへ)

Kodak DC120 ZOOM(コンデジ・初代)

Kodak DC120 ZOOM Kodak DC120 ZOOM
製品名Kodak DC120 ZOOM
撮像素子約89万画素 CCDセンサー(出力解像度の最大約120万画素)
連写性能約2.3コマ/秒
主な特徴光学3倍ズーム, 1.6インチカラー液晶モニター, 光学式ビューファインダー, CFカード対応
サイトhttp://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/cameras/dc120/index.shtml

 Windows3.1や95が普及した頃のデジタルカメラ。画素数や外部メモリ容量を見ると、もう恐ろしいくらい低スペックで。 されど、父の仕事からお役御免となったこのデジカメは、中学生だった当時の私にとって革命的機材でした。 パソコン上では元々用意されたデータしか見たことがなかったのですが、このデジカメを使えば、自分の眼で見た景色をパソコン内に投影することができるのです...!! 今思えばどうということもないのですが、当時の自分は何か大きな可能性を感じていたように思います。

レンズ類

Canon EF24-70mm F4L IS USM

Canon EF24-70mm F4L IS USM Canon EF24-70mm F4L IS USM 氷のバケツ@玄関先 師走@京都祗園

 初めてのCanon Lレンズ。EOS 5D Mark IIIのキットレンズとして入手しました。コンパクトなこと、マクロで寄れること、絞り値が通しになっていること(ズーム操作で絞り値がずれないこと)、これらが特徴です。

Canon EF50mm F1.8 II

Canon EF50mm F1.8 II デッサン人形 CUB@川端五条 ヨシモト

 Canonの低価格単焦点レンズの代表。初めての単焦点。APS-Cでは狭いですが、フルサイズでは扱いやすい画角です。とても軽いため、このレンズを装着した5Dは重く感じません。

Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II

Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II 山本屋本店の味噌煮込みうどん(Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIの撮影例) 名古屋市内のホテルからの展望(Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIの撮影例) マックホットドッククラシック(Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS IIの撮影例)

 Canon EOS 60Dのダブルズームキットに付属されていた標準ズームレンズ。初めてのレンズなので、どうこう評価することはできませんが、手ぶれ補正はちゃんと効いているように感じます。 ただ、距離計も無いので無限遠へのピント合わせがなかなかできません。(端まで回しても無限遠にならずに超えてしまうよう。)なので夜空の星を撮影するのは試行錯誤しないと難しいです。

Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II

Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II ねぎぼうず(Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS IIの撮影例) 名前を知らない鮮やかな花(京都府立植物園)(Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS IIの撮影例)

 上に同じくEOS 60Dのダブルズームキット付属の高倍率ズームレンズ。グーンと対象に近づけるので、やっぱり気持ち良いですね。ボヤ具合も私個人としては満足できています。 標準ズームと同じように手ぶれ補正は優秀だと思います。シャッター半押しで手ぶれ補正が有効になるよう設定していますが、半押しした瞬間にブレがグッと止まります。

各種フィルター

レンズプロテクター、円偏光フィルター(C-PLフィルター)

レンズプロテクター、円偏光フィルター(C-PLフィルター) 宝ヶ池の景色(C-PLフィルターを用いた撮影例) 宝ヶ池の景色(C-PLフィルターを用いた撮影例)

 一番左の画像に写っている透明のリング(2つ)はレンズプロテクター、黒っぽいリングは円偏光フィルター(C-PLフィルター)です。 レンズプロテクターは名前の通りレンズの表面を傷から守るもの。なのでレンズに常時装着しています。ものによってはUVカットも兼ねていて、撮像素子が紫外線を感光しないようになっています。 透明のリングのうち、左はMARUMI製のUVカットの常用フィルター、右はKenkoのレンズプロテクターです。

 円偏光フィルターは、色の鮮やかさを調整したり、水面の反射光を取り除いたりできる面白いフィルターです。2枚目と3枚目の写真は同じ場所で撮影したものですが、円偏光フィルターの角度を変えてあります。 2枚目は水面の反射光がありますが、3枚目は水面の反射光が軽減されていて、水底が見えると思います。また、山の緑色も若干変化しています。

減光フィルター(NDフィルター)

減光フィルター(NDフィルター) 金環日食の様子(減光フィルターを用いた撮影例) 日中の流し撮り(JR中央本線・大久保駅:E233系)(減光フィルターを用いた撮影例)

 簡単に言えばサングラスのようなもので、眩しいものを見やすくするものと考えることができます。ですので、例えば非常に明るい太陽も、この減光フィルターを通せばその円形もしっかりと確認できます。 (太陽の黒点さえ確認することができるようになります。)また、日中の長時間露光にも使えるので、鉄道の流し撮りや、川の流れをうまく表現することができます。 1枚目の写真に写っている減光フィルター2つのうち、上はND400(光を1/400に抑えるもの)、下はND8(光を1/8に抑えるもの)です。撮影環境や撮影目的に応じて使い分け・組み合わせを行います。 ちなみに、2枚目の写真は2012年5月21日の金環日食の様子、3枚目は鉄道の流し撮りになります。

その他備品

エクステンダー(Kenko C-AF1 2X TELEPLUS MC7)

エクステンダー EF50mmで撮影 EF50mm+Extender2Xで撮影

 Kenko製のエクステンダーです。焦点距離を2倍にしてくれます。(暗くなりますが。)2枚目は焦点距離50mmで撮影した写真、3枚目はエクステンダーを用いて100mmで撮影した写真です。 AFでは迷いっぱなしなので、MFで撮影します。

エクステンションチューブ

エクステンションチューブ タンポポの綿毛(エクステンションチューブを用いた撮影例) メタルCANパッケージのICと小指(エクステンションチューブを用いた撮影例)

 レンズと本体の間にかませる筒です。電子接点は付いているものの、それ以外は本当に単なる筒です。レンズの一つも付いていません。 実は、これをかませることで接写ができるようになります。ものによってはオートフォーカスが使えず、マニュアルフォーカスを使うことになる場合もあります。 2枚目はタンポポの綿毛の接写、3枚目はメタルCANパッケージのICと私の小指の爪を合わせて撮ったものです。随分な近接状態で撮影することができるようになります。

リバースアダプター

リバースアダプター リバースアダプターの装着例(Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II) レンゲソウ(リバースアダプターを用いた撮影例) ICチップ(UV-EPROM:紫外線消去型EPROM:MB8518H) UV-EPROMのワイヤーボンディング(リバースアダプターを用いた撮影例)

 レンズには装着する向きがありますが、それを真逆に装着するためのアダプタです。実はこれも接写を可能にするテクニックです。 レンズが広角であればあるほど良いらしく、低倍率の顕微鏡のような世界を垣間見ることができます。 2枚目はリバースリングを用いてレンズを装着したところ、3枚目はこの状態でレンゲソウを接写したもの、5枚目はICチップを接写してワイヤーボンディングが見えている状態です。 5枚めのICチップは4枚目の白い部品の中央部に見えている部分です。指と比べると、その小ささをおわかりいただけるかと思います。

 かなり絞らないと良好な像を得ることができないので、通常であればレンズの装着部分に付いている絞り調整のツマミを使って絞ることになります。 しかし、キヤノンのレンズには絞り調整のための物理的つまみが無く、電子的に絞り調整をしています。ここで私は諦めかけたのですが、先人は賢いものです。 カメラ本体に絞り込みボタンというものがあるはずです。これを押している間、実際の撮影時と同じ絞り具合に調整してくれるので、絞り加減をファインダー像で確認することができるようになります。 で、この「絞り込みボタン」を押した状態でレンズを外してみると、なんと絞り具合が維持されたままレンズを取り外せるではありませんか![1] そのままの状態でリバースリングを用いて撮影してみると、確かに絞り込んだ状態で撮影することができます。


[1] 少し無理のあるやり方だと思うので、もしかするとカメラ本体やレンズに故障が生じるやもしれません。ちなみに、上記の操作によって何らかの問題が生じたとしても私は一切の責任を負いかねます。。。

リモコン、SDカード、ブロアー

リモコン、SDカード、ブロアー

 集合写真の撮影時やバルブ撮影の際に重宝するリモコンです。タイマーを設定してから走って写真に入る...という必要がなくなります。 バルブ撮影では、1回目に押下した際にシャッターが開き、2回目に押下した際にシャッターが閉じられます。手でシャッターボタンを長押ししてブレを生じる心配もありません。

 予備のSDカードは常に携帯しています。(ズボン左後ろのポケットに入っています。)一応、SDHCは全てクラス10のものを使用しています。 EOS 60Dはバッファ量もそれなりにあるので、さほど読み書き速度を気にすることはないのですが、速いに越したことはありませんからね!

 右の青いものはブロアーです。空気を吹き出すポンプのようなもので、レンズなどに付着しているホコリを吹き飛ばしてくれる便利グッズです。メンテナンス器具としては必須ですね。