何某日和

「カメラ」のち「ハンダゴテ」ところにより「プログラミング」 ── そんな私“かめきち”のウェブサイト

琵琶湖一周自転車の旅 ── 初めての野宿

この旅について

 2011年 春。何を思い立ったか、私は自転車で琵琶湖を一周しました。 (2011年4月4日〜2011年4月5日)

琵琶湖一周自転車の旅@野洲 琵琶湖一周自転車の旅@彦根 琵琶湖一周自転車の旅@米原

1日目:京都→湖東→長浜

唐橋まではまだ遠い ── 怠惰

 大学生活も折り返しを迎え、成長のない自分にやるせなさを感じていた2011年春。何かやらなければならないと思った私は、どうしてでしょう、琵琶湖を一周することにしました。 焦燥感に駆られて用意したクロスバイクを相棒に、当てのない旅路へ。どこかを目指すわけじゃない、特別な目的があるわけでもない、ただ、やらずにはいられなかったのでした。

賀茂川のほとりで 桜が咲く蹴上 大津方面へ 高架下 京阪京津線 自転車で地下道 逢坂山 常夜灯 京津線の列車を待機

 出発の当日 ── やはり私は怠惰な人間でした。春先に感じた焦燥感など忘れてしまい、楽しい旅行気分で自転車を漕いでいました。出発の時刻は午前10時に近く、山越えでは電車を30分待ちぼうけ、先のことなど碌に考えもせず...。

京津線急カーブ 湖西か湖南か(1) 湖西か湖南か(2) 高架下踏切 唐橋西詰 唐橋 唐橋からの眺め

 午前11時38分、唐橋の上に。


風に刺されて走馬灯 ── 焦燥

草津市 草津川(1) 草津川(2) 帝産湖南交通バス 日清食品工場内のバス 日進食品 滋賀工場 8号線を北上 JR草津線 8号線と1号線 ラーメン 旺 吉野家 何屋? 業務スーパー たまご焼き 本日の昼食(うどん/そば/カルボナーラソース/たまご焼き) 立山高原ソフト(抹茶) 業務スーパー 気温は10度 野洲川 野洲川のほとりで昼食 たまご焼きをかぶりつく 自転車が倒れるくらいの風 うどん/そば/カルボナーラソース うどん in カルボナーラソース カルボナーラソースのうどん 口直しのmentos ごちそうさまでした... 野洲川を超えて(三上山) ローソン→トイレ→カロリーメイト パチンコ屋 バス停 何屋?(2) 近江鉄道バス 彦根まで25km 送電線 広がる田畑 田畑に風 ゆらゆら 曲がってゆらゆら曲がってゆらゆら曲がってゆらy 田端にカラス 将棋の師匠がいる町 そろそろ近づく豊郷 いろいろ入った豊郷 豊郷町役場 飛び出し坊や(真鍋和) 豊郷小学校 豊郷小学校 飛び出し坊や(普通) 飛び出し坊や(平沢唯) 飛び出し坊や... 今はなき鳥居 飛び出し坊や...... 風を切って走るだけ 農道につき、一般車両の通行はご遠慮下さい。 日は沈む

長い夜 ── 孤独

ローソン→トイレ→乾電池/オレオ 彦根市 日没までに湖岸へ急ぐ 湖岸で日没 湖岸で日没(2) 湖岸で日没(3) 自転車とともに 滋賀県立大学 滋賀県立大学(2) 琵琶湖に夕暮れを眺む 彦根城 ショッピングモール マクドナルド フィレオフィッシュとポテトL 誰もいないショッピングモール 米原市 光と闇 湖岸で記念撮影 力尽きて野宿 ベンチで初野宿

2日目:長浜→近江塩津→湖西→京都

僕らの近江塩津 ── 原点

底冷えの夜明け 僕はここに立っている ナイロン袋にくるまって野宿 朝食 朝日 気温0度 長浜城 朝からツーリング 眩しい朝日 バス停で寝ればよかった... 長浜市湖南 旧友からメール 公衆精米機 大型店舗(1) 大型店舗(2) 大型店舗(3) エジプト館(1) エジプト館(2) サンダーバード 「越前」の文字 歩道橋にて ラーメンよあけ 湖北の景色(1) 湖北の景色(2) 賤ヶ岳トンネル(しずがたけ) 湖北の景色(3) 湖北の景色(4) 藤ケ崎トンネル トンネルの曲線 砂だらけ 白い山 廃屋 塩津海道 あぢかまの里 あぢかまの里 定休日 近江塩津でカロリーメイト あぢかまの里 塩津 茶色の道路 気温9度 JR高架 送電線(1) 送電線(2) 乗ってふやそう北陸線のダイヤ 近江塩津駅 近江塩津駅 近江塩津駅 海道・あぢかまの宿 駅舎内 座布団付きベンチ 本数の少ない北陸線 近江塩津駅 近江塩津 通過駅 通過駅...

おだやかな西湖岸 ── 無心

湖北ツーリング 湖国バス「岩熊口」 気温10度 上り坂 岩熊第二トンネル トンネル 気温12度 シカ・イノシシ・タヌキ サル? 国道303号線 長浜市西浅井町黒山 残雪 きれいな屋根 高電圧きけん あぶない! 上り坂... 山登り? 奥琵琶トンネル トンネルを抜けて 左は大津、右は福井 高島市マキノ 最後のカロリーメイト 眩しい日差し マキノ高原 山のある風景 山の狭間に琵琶湖を眺める@道の駅マキノ追坂峠 道の駅マキノ追坂峠 長い下り坂 気温14度 そろそろ暑い マキノ高原 琵琶湖への通り 湖岸の松並木 桂浜園地 休憩 湖岸 ヴォーリズ通り 近江今津駅 小浜駅行き(JRバス) 二ツ石大明神 二ツ石 湖西の田畑 歩道狭し... 自動車用道路だった... 京都まで57km 道の駅 藤樹の里 あどがわ 昼食 おにぎり 山菜うどん アクエリアス 滋賀県 鴨川 湖東を眺める 白鬚神社(1) 白鬚陣社(2) 大津市入り 山と田畑 怪しい鳥居 覆道(シェッド)

春陽に焦がれて ── 回帰

びわ湖レイクサイド自転車道 自転車専用道路 近江舞子 比良駅 比良山地 湖西線が走る サイクリングロードをまっすぐ 志賀駅 湖岸 小野駅 琵琶湖の大観覧車(イーゴス108) 安定のマクドナルドポテト 飲料補給 京都まで22km 日が沈む湖南 閉店する開放倉庫 穏やかな日暮れ 現実 京阪京津線 京阪京津線 踏切 国道の夕暮れ 京都市入り 帰着

おわりに

 2011年 春。大学生活の半分をやり過ごし、折り返し地点に「焦り」を感じていた頃。 この二年間で自分は何一つ変わっていないじゃないか... 自分には何もできないんじゃないか... 苛立ちとともにただ悶々と日々を見送っていました。
 でも、認めたくなかった... こんな情けない自分を認めたくなかった... きっと自分も変わることが出来る... きっと自分にも何かできる... でも何ができる...? この時、ふと「自転車で琵琶湖を一周しよう」と思いついたのです。唐突ですよね。

 自分の足で、自分の力で何ができるだろう、どこまで行けるだろう。単純にそう考えたのです。 未だ知らない自分に会いたい、と「自分探しの旅」なんて言って良いのかわかりませんが、何もしてこなかった自分を殺したかった(=変わりたかった)のだと思います。

★★★ みかん ★★★

 今、こうして写真を振り返ってみると、なんでこんなものを撮ったんだろう、と感じるものが沢山ありました。 きっと血迷っていたのでしょう。触れた景色をとにかく切り取って「自分」を形作りたかったのだと思います。感情に先んじてシャッターを切ったとしても、何も残らないのですが。

 脳内BGM:Lotus/嵐